(2013.2.21 「麻雀は数字がキモ」)
今回は続きです。
数字に強くなるには数字を扱いこなすことが重要ですが、数字はほとんどの人が考えている以上に使いこなすことが難しいものです。
なぜなら数字という記号は確定的な要素をもっており、キチンと使用するためには別の数値的根拠が必要となります。その性質のため人は無意識にさける傾向にあるからです。また、その一方であいまいな表現であっても受け入れることができるという非常に厄介な特徴をもっているのです。
たとえば早朝、友人に「昼からも晴れるかな?」と尋ねられたとしましょう。朝の時点で快晴であっても確実な情報をもっているか気象予測の技術を有していない限り「だぶん晴れる」以上のことはいえないはずです。この場面で「100%晴れる」とはまず言えませんし、言う必要もないのです。
なぜなら気象庁の天気予報ですら「明日は70%雨でしょう」という表現を使いますし、我々はそれを違和感なく受け入れています。
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』という著書で有名な公認会計士・山田真哉氏は、数字とは言葉の一種であり単なる記号でないと述べています。
このように数字は非常に説得力があり、また柔軟に使うこともできる表現方法なのです。この表現方法を使いこなすことイコール数字に強くなるということです。
都合のよい数字を選択して使用するなどはよく使われるテクニックです。要は切り口か単位を換えればよいのです。
たとえば、売上が100個あったとしてライバルが200個打ったとしましょう。そのまま「売上100個達成」では自分の宣伝になりませんよね。このとき、前月の売上が30個程だったなら「前月比3倍の売上達成」とするとどうでしょうか。一気にインパクトが強くなるはずです。
また、ライバルが実は1軒150個という大口顧客を持っていたとして、自分は1軒2個で50軒との契約であったなら「50契約成立達成」などあえて差をつけるのも効果的です。
また、前回紹介した単位を変えるのも効果的。
「タウリン1g配合」よりも「タウリン1000mg配合」のほうがインパクトは強いのと同様、印象に残るような、人とは一味違う数字の使い方も非常に有効です。
また、前回紹介した単位を変えるのも効果的。
「タウリン1g配合」よりも「タウリン1000mg配合」のほうがインパクトは強いのと同様、印象に残るような、人とは一味違う数字の使い方も非常に有効です。
いずれにしてもこれらの数字を使いこなすためには日々のトレーニングが重要です。
普段から数字を意識するだけで麻雀に対するパフォーマンスがかなり違ってくるはずです。なぜなら先に述べたとおり、数字を使いこなすためには根拠が必要だからです。1打1打の打牌選択に対してキチンと効率を意識し、牌効率や和了率の根拠を常に意識するトレーニングとなるのです。
この効果は即効性がないため中々意識することが難しいですが、その有効性は著者が経験しています。
とにかく数字に敏感になることが麻雀の精度に磨きをかけるのです。
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