2013年2月28日木曜日

みんな間違っている!勝負牌はこう切れ!


麻雀で「勝負を分ける強さ」の最上位にくるものが押し引きです。
いつ行くのか
いつ引くのか
この判断が百発百中であれば全戦全勝、まず負けることはありません。しかし数多の雀士がそうした夢を見ながら、しかし習得に至らない技術が「押し引き」なのです。

たしかに100%確実な「押し引き」技術の習得は不可能ですが、それに限りなく近づけるポイントがいくつか存在します。
押し引きでもっともわかりやすい場面は危険牌の勝負のとき。
ここで攻めてもよい最低条件は「自分がテンパイ」していることです。
得点の安い高いは関係ありません。
「テンパイしている」か否かということが重要なのです。
なぜならリスクを負う代わりに和了率も存在するからです。和了率がゼロではない限り、ほとんどの場面で「和了率>放銃率」の法則が適用されます(この法則については後日掲載予定)。他方、いくら満貫以上の手であっても、こちらの和了率ゼロの状態で放銃率を上げること行為は避けなければならないのです。

 中級者で勝率が悪い方の多くはここを理解していない。
「自分の手が高いから」「相手が安そうだから」「親だから」という理由で勝負にいく。自分がテンパイしていない状態で危険牌を打ちだすのは勝ち目のない戦いを挑むようなものです。
 そのときは偶然に通ったとしもいずれ振込みに回るのは必然ですし、長期的にみて失点が多くなりますから、勝率が悪くなるのは当然といえるでしょう。
ノーテンでの危険牌を打ちだすことは、決して勝負牌などではなくただの暴牌です。

 勝負とは同じ土俵、つまりお互いに和了の可能性がある上で戦って初めて成立するものです。失点の可能性がある牌を切るのに、こちらに和了の可能性はゼロ。これでは危険牌が通ったとしてもその恩恵、メリットは半減、ただリスクを負ったにすぎません。
勝負牌はテンパイ時の1度のみ。
勝負のあとは腹をくくってめくり合い。
手の安い高い関係なく、倍満だろうが引くときはさっと引き、リーチのみでも攻める時は徹底的に攻める、
 
これが勝負牌の鉄則です。

2013年2月25日月曜日

麻雀を「打ちたくない」と思ったとき

  ひたすらに麻雀を打つことは時間さえあればだれでも実行できます。とくにインターネット麻雀が進化した現代、ハードルはますます下がってきたように思います。
とはいえ、毎日麻雀を打っていてはときには「打ちたくない」と思う日もあるでしょう。
もちろん休息や息抜きは大切です。たまには麻雀から離れるのもわるくありません。
問題はブランクができることです。

余談ですが、私の趣味は筋肉トレーニング。オフには近所のジムに出かけています。数年前、初めてジムに通い始めた時はみるみる筋肉がついて行くのがわかりました。
しかし3ヶ月後、ボディに自信がついたことと多忙にかまけてジムにぱったりと行かなくなったのです。
「しばらくサボってもいいだろう。あんなに頑張ったからな」
こんな気持ちがありました。
 
しかし数日してから今度は逆にどんどん筋肉がしぼんでいくのがハッキリとわかりました。
インストラクターいわく
「本当に筋肉が鍛えられるのはトレーニング開始から3カ月経過してから。それまではただ筋肉が腫れているだけで実際には筋肉が増えてもいないし力もついていない。いわば見かけだけの筋肉。必要なのは継続」
なのだそうです。

私は麻雀もこれも同じだと考えています。
3カ月、しっかりと努力を行えば勝率はぐんぐん伸びるでしょう。しかしこれは一時的なこと。せっかく身に着いたテクニックも麻雀を打っていなければ少しずつ失っていくことになります。
本当に実力として身に着くためには継続していくことがなにより重要なのです。

ではやる気がないときはどうすればよいのか。
 
ご存じのとおり、やる気は待っていても湧いてきません。
悶々としている暇があったらとにかく打つこと
これにつきます。
やる気はやるから湧いてくるのです。
まずはやることです。
動き始めてしまえば、あとは半自動的に行動が加速します。

2013年2月22日金曜日

数字に強くなる方法

 麻雀に強くなるには数字に強くなる必要があるということ、そして数字がいかに重要であるかを以前に当ブログでご紹介しました。
(2013.2.21 「麻雀は数字がキモ」)

今回は続きです。

 数字に強くなるには数字を扱いこなすことが重要ですが、数字はほとんどの人が考えている以上に使いこなすことが難しいものです。
 なぜなら数字という記号は確定的な要素をもっており、キチンと使用するためには別の数値的根拠が必要となります。その性質のため人は無意識にさける傾向にあるからです。また、その一方であいまいな表現であっても受け入れることができるという非常に厄介な特徴をもっているのです。

 たとえば早朝、友人に「昼からも晴れるかな?」と尋ねられたとしましょう。朝の時点で快晴であっても確実な情報をもっているか気象予測の技術を有していない限り「だぶん晴れる」以上のことはいえないはずです。この場面で「100%晴れる」とはまず言えませんし、言う必要もないのです。
 なぜなら気象庁の天気予報ですら「明日は70%雨でしょう」という表現を使いますし、我々はそれを違和感なく受け入れています。

 
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』という著書で有名な公認会計士・山田真哉氏は、数字とは言葉の一種であり単なる記号でないと述べています。
このように数字は非常に説得力があり、また柔軟に使うこともできる表現方法なのです。この表現方法を使いこなすことイコール数字に強くなるということです。

都合のよい数字を選択して使用するなどはよく使われるテクニックです。要は切り口か単位を換えればよいのです。
たとえば、売上が100個あったとしてライバルが200個打ったとしましょう。そのまま「売上100個達成」では自分の宣伝になりませんよね。このとき、前月の売上が30個程だったなら「前月比3倍の売上達成」とするとどうでしょうか。一気にインパクトが強くなるはずです。
また、ライバルが実は1150個という大口顧客を持っていたとして、自分は12個で50軒との契約であったなら「50契約成立達成」などあえて差をつけるのも効果的です。
また、前回紹介した単位を変えるのも効果的。
「タウリン1g配合」よりも「タウリン1000mg配合」のほうがインパクトは強いのと同様、印象に残るような、人とは一味違う数字の使い方も非常に有効です。
 
いずれにしてもこれらの数字を使いこなすためには日々のトレーニングが重要です。

普段から数字を意識するだけで麻雀に対するパフォーマンスがかなり違ってくるはずです。なぜなら先に述べたとおり、数字を使いこなすためには根拠が必要だからです。11打の打牌選択に対してキチンと効率を意識し、牌効率や和了率の根拠を常に意識するトレーニングとなるのです。
この効果は即効性がないため中々意識することが難しいですが、その有効性は著者が経験しています。
とにかく数字に敏感になることが麻雀の精度に磨きをかけるのです。

2013年2月21日木曜日

麻雀は「数字」がキモ

  麻雀はそのほとんどが数値化できる性質をもったゲームです。

たとえば将棋や囲碁などはプレーヤーの技術技能の高さがモノをいいます。なぜなら全てのアクションにはプレーヤーの意思が働いているからです。対してチンチロリンやルーレットなどは99%以上が「運」によるものです。「確率」という数値に頼ることもできますが、人間の技術が発揮される場面が少ない(あるいはゼロである)ため限定的な効果に留まります。

麻雀は各プレーヤーの「ツモ」の繰り返し。そのツモ牌は神のみぞ知る領域。仮に1回のツモで勝敗が決まるのならチンチロリン等と大差のない運だけのゲームですが、麻雀はこのツモを繰り返すことができます。
さらにこの偶発的なツモ牌を受け入れる手牌については意思を加えることができます。従ってツモ牌の受け入れを多くしたり、逆に限定的な牌のみを受け入れる代わりに得点力を向上させるといった「技術」が発揮される場面が多くなるのです。

ですからツモ牌を予測できることがあれば麻雀に負けることはほぼないといえるでしょう。100%の予測は不可能ですが、全くできないということではありません。ある程度の予測は可能です。
 
そのツールとなるのが冒頭に述べた数値化であり確率です。
つまり麻雀に強くなるには数字に強くなることが求められているのです。

さて突然ですが、売れる商品、視聴率のよい番組、ベストセラー本、
これらに共通するものはなにかわかりますか。
ヒントは「商品名」または「タイトル」です。

正解は「数字」です。
人気のあるもの、思わず手にとってしまうものの多くは数字のマジックがかけられていることが多いのです。



スカイツリー関連グッズは634mにちなんだものが多く、日本テレビ系『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』などは長い間高視聴率を続けています。また本屋へ行っても『9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方(福島文二郎著)』や『働く君に贈る25の言葉(佐々木常夫著)』、『面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則(本田直之著)』などベストセラーの多くは数字を表現方法の1つとして有効に使っていることがわかります。


また、数字のマジックをさらに強力に使用する場合もあります。
 有名な例では大正製薬のリポビタンD。『タウリン1000mg配合』で有名ですね。あるいはノンアルコールビールのキリン・フリー。『アルコール0.00%』のキャッチで大ヒットとなりました。
しかしながらよくよく考えてみると、1000mg1gですから『タウリン1g配合』でもいいわけですし、『アルコール0%』でも表記上の問題はないはずです。
ですがこの表記ではここまでのヒットにはつながらなかったはずです。
これが数字のマジックです。
 
 
麻雀と数字との関係、また数字の大切さはわかっていただけたでしょうか。
数字の技能をアップさせる方法、つまり麻雀にどのように応用するかは近日中にアップする予定です。
数字に強くなる方法」をご覧ください(2013.02.22に書きました)

2013年2月20日水曜日

病みつきになる実力向上術


麻雀の実力向上には努力が大切。
努力の方法は研究の他、検証した結果を実践することが大切です。
つまり、麻雀は打てば打つほど強くなるのです。

ただひたすらに麻雀を打つ。
 
趣味的に打ってもいいですが、
実力向上にコツがあるとすれば、テーマを絞ること。
1つでいいので今日のポイントを決めて対局するのです。

ラスを引かない、
テンパイまでドラを切らないなどなんでもいい。
毎局役満狙いでもいいんです。
これが案外有効なのです。
 
これらは自由にのびのびと打てない足枷。
いわばハンディキャップです。
 
これを続けれいれば、この足枷が無くなったとき、
まるで何かから解放されたように研ぎ澄まされた感覚が身に付いていることに気がつきます。
 
一度覚えるとこの感覚は病みつきです。
ぜひ一度やってみてください。

2013年2月19日火曜日

重視すべきはスピード!即断即決は質を高める万能薬


麻雀は判断の繰り返し。難しい手や局面を迎え長考することがあるでしょう。プロ雀士どおしのTV対局であっても決して珍しい場面ではありません。しかし私は断言します。麻雀で重視すべきはスピードであり、即決こそ強者の条件であると。

通常の対局であればためらわずに打てる手も、慎重さを求められる局面になると決断を下すことに対して恐怖心が湧いてきます。それがタイトル戦など重要な局面であるほど、「予想と違うツモであったら」「今、相手から攻められたら」などといった不安がどんどん大きくなって行くものです。こうした不安が迷いを生み決断を鈍らせるのです。

矛盾するようですが、こうした不安や迷いを取り除く万能薬こそ、いにしえより伝わる秘薬「即断即決」なのです。

このときに判断したものがうまくいけば成功です。仮に失敗したとしても即決したからこそ得られた経験が身に付きます。この「即決したからこそ得られる経験」というのがミソ。なぜなら即決には根拠となるパターンが必要だからです。パターンがないからわからない、わからないから迷う。迷った上で気分や思考次第でどちらにも転がる可能性があった末に選択したものとは違います。

麻雀でもっとも重要な要素はスピードです。即断即決は大きな武器。パターンを手に入れ即断即決を使いこなすようになれば不安も迷いもなくなります。

重要な場面で決断を先延ばしにし、「とりあえず」と牌を選ぶようではダメ。見えないこところで致命的な損失を垂れ流すことになります。ただしこの損失はもともとあったものが無くなるものではないため実感が得にくい。そこでほとんどの中級者は重要な局面で長考の上、カンに頼った打牌を繰り返すのです。だから強者との差は埋まらない。10年、20年スパンで見たとき、さらも大きな差となって表れてくるのです。

2013年2月17日日曜日

望む結果にフォーカスしよう


麻雀の大きな目安は半荘単位。
これは半荘終了時点で初めてトップとラスが確定するためです。

半荘は11局の積み重ね。通常は最低8局の勝負によって結果が生じます。
その勝負を分けるポイントとなるテーマに「望む結果」にフォーカスを当てることが挙げられます。1局毎に自分のすべきことを明確にし、焦点を絞るのです。

3着目で迎えたオーラス。この大事な一局を前に、
「現在トップではない原因はなんだろう」
「あの振込みの打牌が悪かったのかな」
などとできない原因にフォーカスを当ててはいけません。

 一見当たり前のようですが、実はこういった中級者が実に多い。

できない原因についての自問自答は決して無意味ではない。
しかしそれは対局が終わってから行うべきです。
反省会は後。
なぜなら、今後その原因を改善できるかどうかとこの半荘の順位とは全く関係がないからです。

 麻雀は半荘単位。
いま自分のすべきことを順位が確定するその瞬間まで追い求めることが大切です。そのためにもフォーカスを当てるべきは「望む結果」

先ほどの例でいうならば、
「ここからトップをとる方法はないだろうか」、
「しかし点数差がありすぎる。現実的ではない」
という風に焦点を当てて微調整していくのです。

こう考えることで、
「ここは2着目を狙うべき」
「差は10000点差以内。ここは満貫ツモの手を目指す」
というように徐々に目標を絞っていけるのです。

 

2013年2月16日土曜日

勝率を3割アップさせる方法


大きな目標や課題をクリアするには、構成する要素を細分化することが重要です。細分化することで、各半荘、さらには各局ごとに自らが何をすべきかというフォーカスが当てやすくなります。

さらに各部分でパフォーマンスを最大化すれば、トータルパフォーマンスは指数関数的に増大するのです。
 
たとえば、「勝率を3割上げたい」と思っていたとしても実際には無理、そう思われるのではないでしょうか。
たしかに長期的な戦略を持たない場合、それは不可能に近い。


しかしながら
 
①トップ数を増やす

②点数を増やす

③ラスにならない

という3つの要素。
 
これらを「1割ずつ」向上する考えた場合、決して不可能ではない。
 
 
 たとえば「②点数を増やす」という要素について、半荘終了時の点棒が平均25000点であったとしましょう。これを1割向上させ27500点にしてみる。
 つまり「半荘で2600点を1回多めに和了する」、あるいは「流局時のノーテン罰符を減らすためテンパイ流局を意識する(最大3000点の出費)」という課題になるのです。

 課題クリアのポイントは具体的な戦術を持つことです。

 上記のように浮き彫りとなった課題については、努力次第でクリア可能な値です。


このように3つの要素を1割づつ向上させてみると、
実際には1.1×1.1×1.1=1.331となります。
 
つまりトータルでは33%もアップしているのです。

細分化された課題を1つ1つクリアしていくことで、気がつけば不可能と思われた勝率3割アップが現実のものとなっているのです。

2013年2月15日金曜日

目標クリアのキーワード「細分化」


「どうしてもこの人に勝ちたい」
「次のタイトルを獲る」

麻雀を打ちなれてくると大きな課題や目標が発生することがあります。
このために高いパフォーマンスを発揮する必要がありますが、それには細分化の概念が重要となります。


例えば目標が「リーグ戦の優勝」であるとしましょう。

【優勝=トップ数を増やす×点数を増やす×ラスにならない】

という単純な式ができます。

 
①トップを獲るにはどうすればよいか

②トップ時の点数を増やすにはどうすればよいか

③ラスとならないためにはどうすればよいか

大きな目標である「優勝」という結果を、3つの課題に分けることができました。それぞれの課題を解決すればいいことがわかります。
 
細分化することで次の行動に対する精度がどんどん高まるのです。
 
こうして次々に細分化していくことで、戦略を半荘単位から一局単位まで落とし込むことができ、「この局は3900をあがればいい」ということにつながります。


強者の条件の1つは長期的な戦略を踏まえた打ち手。
つまり細分化こそ強者のキーワードなのです。

2013年2月14日木曜日

将棋の定跡。囲碁の定石。


先人たちの研究の結果、最善とされ定着した一手をいいます。麻雀でも定石やセオリーと呼ばれる打ち方が存在します。以下、ここでは「定石」と呼称します。

麻雀における定石については、インターネットをはじめとし学べる機会は決して少なくありません。昔は書籍や研究会を通して学ぶしかありませんでしたが、現代では一流プロの打ち方を幾度も記録・再生することができるのです。またこれら牌譜を分析し、自らの研究とすることも可能です。

「皆が定石を覚えたら結局は運だけ」

「勝負に勝つためにはオリジナリティーが重要」

という意見もあります。しかし独創性というものはあくまでも基礎を身につけた人にだけ言える話。強者や一流プロが創造性にあふれた一手を打ったとしても、それは定石を踏まえたうえで意図的に打った一手。初めから独創したものではありません。

憧れのプロ雀士はいる場合はTV対局などでよく打ち筋を研究してください。そのプロ雀士の「定石」を読み取れるはずです。たとえば、「ミスター麻雀」こと小島武夫プロは豪快な打ちまわしに定評がありますが、じっくりと打ち筋をみると間4ケンを非常に意識していることがうかがえます。あるいは麻将連合μ会長・井出洋介プロは実に理論的な一見デジタル打ちのように見えます。しかし「ツモの流れ」を重視していることがわかってきます。極端な例では、第1打に.を捨てたにも関わらず、ヤオチュウ牌中心の流れと見るや国士無双にシフトしたこともあります(その後読み通り.をツモり直しました。実に見事です。)

余談ですが、私は「トイツ王子」の異名で知られる土田浩翔プロの定石を好んで長年真似し研究しています。ある疑問が生じた際は直接訪ねたこともあります。そして苦手としていたチートイツを今では得意な手役の1つとすることができました。

最初は定石をそのまま真似しても構いません。そして疑問が生じたとき、それを納得いくまで研究することで、アナタ1人だけのオリジナル「定石」となるのです。

2013年2月13日水曜日

成長の最低条件


成果=能力(スキル)×熱意×考え方

この言葉は京セラの創業者にしてカリスマ経営者の稲盛和夫氏が述べたものです。仕事の成果に必要な要素を実にシンプルにまとめた素晴らしい公式だと思います。

ここでポイントとなるのが3番目の「考え方」の要素。どんなに能力が高く、かつやる気に満ち溢れていても「考え方」がマイナスであれば成果はマイナスということです。

ここでお伝えしたいのは、麻雀においても絶対に肯定的に考えることが大切であるということです。マイナス思考は厳禁です。

たとえば営業でも「たぶん断られるだろう」と思って行動しているのと「必ず売れる」と考えているのとでは、仕事のパフォーマンスにも必ず違いが現れるものです。

「この半荘は絶対にトップを獲れる」、たとえリーチがかかっても「この局は絶対にあがれる」という思考で望めば、自分のスキル以上の結果がついてくるのです。

スキルが高く、対局に対するやる気も満タンであるのに結果がついてこない中級者の方は、まず考え方がマイナス思考です。対局中に下記のようなマイナス思考がないか、チェックしてみてください。

『マイナス思考』

 ・ツモが悪い ・なかなか和了れない ・消極的 ・くよくよ ・後悔 ・イライラ

 ・無計画  ・沈みがち ・否定的 ・不安 ・ラスなど将来を悪く考える ・後ろ向き ・焦り

『プラス思考』

・楽観的 ・いつ和了れるか楽しみ ・積極的 ・楽しい ・感謝 ・のんびり穏やかに

・計画どおり ・浮上する喜び ・肯定的 ・楽しい ・トップは俺 ・前向き ・わくわく

 

2013年2月12日火曜日

天才になる魔法!実はとてもシンプル


私は麻雀の実力向上に研究は欠かせないと考えています。しかし麻雀はその偶発性ゆえ努力の継続が難しい競技。なぜなら努力などをせずとも大勝もあり得ますし、逆に強者の泥沼連敗も決して可能性がゼロじゃない。

実力という要素を向上させれば強者たりえますが、どの程度の努力が必要なのか。今までだれも話すことのなかった強者になるヒントをこっそりお教えします。

1日に0.1%、自分の実力を成長させるとします。勝率でも振り込み回避率でもなんでもいいんです・0.1%ならだれでも成長できます。

これを続けた場合、1年後には144%という数値になります。つまりスタートラインから44%も実力が高くなっていることになります。さらに、10年後では約3800%、20年後にはなんと約148000%というケタ外れの数字になるのです。これが努力の魔法です。

人は強者に対して「あの人は天才だから」とあきらめ自分にはその才能がないかのように成長を諦めます。しかし天才になる方法は実に単純なのです。毎日ほんの少しの努力を続けていれば、だれでもこの魔法の恩恵を味わうことができるのです。

 

 

 
 

2013年2月11日月曜日

強者が実践する努力の方法


「麻雀は運次第」という意見があります。麻雀は結果が偶然に左右され易い性質のゲームである以上、こういった意見があるのは自然といえそうです。しかし一方でだれもが認める強者も存在します。彼らとて運やツキに結果を左右されることもあるでしょうが、勝率は非常に高い。少なくとも周りにはそんな印象を与えている。

強者が存在するという事実は、運要素が強い麻雀といえども個々の実力が発揮されるゲームであることを示しています。この点で将棋や囲碁とは大差はありません。であるならば、麻雀においても勉強や努力は有効といえそうです。なぜならそれらは個々の実力を伸ばすための方法だからです。

では努力とはいかにして行うべきか。

私は実力を伸ばす方法、すなわち麻雀における努力は研究だと考えています。麻雀は数字の組み合わせで成立しています。数字やその組み合わせである以上、その大部分をパターン化することができます。これらパターンを1つ1つ検証しベストの打牌を導き出すこと。とどのつまり、麻雀の研究とはその繰り返しにすぎません。前述ccbbmmからのb切りも、パターンが検証された結果なのです。

とはいえ、パターンは無制限に存在します。その全てを検証するのは現実的でない。ではどうするか。その方法をお教えします。

普段、麻雀を打っていて迷いが生じる場面があると思います。その迷いを検証するのです。そのときに何を切って結果がどうなったかは問題ではありません。重視すべきは迷いが生じた牌姿にあります。その牌姿を絶対に忘れないようにしてください。紙でも記憶でもケータイメモリーでもいいので留めること。14自牌全てがベストですが、当該の一部分でもいい。



いい。ンいのか。。成長のための解を出せたとしたら・・・です。。その対局終了後、ゆっくりとその牌姿について検証するのです。検証方法は3~5枚の捨て牌候補を選びその受入れ枚数それぞれを数える、たったこれだけ。実際の牌を並べながら行うのがオススメですが(牌の残り枚数に間違いがない)、紙に書いて行っても結構です。検証結果はノートにまとめるとよいでしょう。このとき、ベストの捨て牌が2種類以上となりそれぞれに差がない場合、よりテンパイしやすい牌、より和了りやすい牌を選ぶようにします(テンパイや和了についての優先順位は後述します)。

具体例を挙げましょう。ryyzzcn,,dfghj から捨て牌を選んでください。

まずソウズ部分は3面待ちが完成しているので、捨て牌候補から除きます。残りryyzzcn,,全てが捨て牌候補といえそうです。あなたなら何を切りますか。

正解は「y」です。ただし「瞬時」に回答された方のみ正解とします。なぜならここで迷っていては強者たりえない。迷うということは正解以外の牌を選ぶ可能性もあるということ。このような牌姿の出現率は決して低くない。そこで正しくない打牌を繰り返すことは著しく勝率を落とすことにつながります。打開策はたった1つ。パターン化することです。(yが正解となる詳細については後日掲載します)

麻雀が数字の組み合わせである以上、どれだけ複雑であっても必ず正解が存在します。実は麻雀を打つ者は皆、このパターンをもっています。パターンをもっているからこそ捨て牌の判断ができるのです。迷うということはパターンを知らないということに他なりません。

強者はより多くのパターンを持っています。強くなる方法の1つはこのパターンを増やすことなのです。これまで迷っていた場面で瞬時にベストの牌を打てる。導き出されたパターンと打牌は必ず実力を向上させます。その打牌はあなたの一生の財産となるのです。