2013年5月5日日曜日

習得すべき技術


このブログでは何度も述べていることですが、

麻雀が強くなるためには「定石を学ぶ」こと、

定石を知るためにはプロや著名人から学ぶことが重要です。

 

強いプロや著名人は、一打一打なんらかの定石や戦術に基づいて打っています。

従って、キチンと分析さえすれば、その一打に至る背景を知ることができ、

つまりは自分の知識として蓄えることができるのです。

 

しかしながら、全ての技術を分析し、習得することは現実的ではありません。

 

そのため書籍に頼る部分が多くなります。

分かりやすい基本書籍、

個性的な戦術本など、

多くが出版されています。

過去の牌譜なども大いに参考になります。

 

 

そこで大切になってくるのが、技術の取捨選択です。

 

麻雀には多くの戦術がありますが、

互いに矛盾しあうモノも少なくありません。

例えば2600点の手牌をとっても

「絶対にリーチ」とする戦術もあれば、

「ダマが有利」と考える打ち方もあります。

そして矛盾しながらもそれぞれが有効な戦術として成立しているのが麻雀です。

 

その他にも、

タイトル取得など長期的な視点の戦術、

トップ取りなどの半荘単位の思考、

一打のためのテクニックなど

戦術と一言で言っても大小様々です。

 

麻雀に強くなるには、どの戦術を習得するかが大切なのです。

 

 

技術の取捨選択のためには、長期的な戦術を立てることが有効です。

 

なぜなら、長期的な戦術がなければ麻雀がブレるからです。

麻雀がブレるということは、カンに頼った一打が増えるということです。

カンに頼った打つ方では決して勝てないことは、

麻雀を打つ者ならご存知のとおりです。

 

長期的な戦術とは、

企業でいえば経営指針や企業指針、

個人でいえば、人生の目標にあたります。

向かうべき大きな方向性を示しています。

ですから具体的である必要はありません

「攻撃重視」

「守備重視」

といったザックリしたもので結構です。

 

続いて、半荘単位などの中期的な戦術を学ぶことになりますが、

このときの重要なポイントは先に定めた戦術に矛盾が生じないモノを選択していくことです。

 

「守備重視」の戦術を立てているのに、

回し打ちや鳴きのテクニックを学ぶべきではないのです。

 

もちろん必要性が全くゼロとはいいませんが、

それよりもベタオリ技術やベタオリのタイミングなどの戦術を優先して学ぶべきです。

 

そして一打一打の短期的なテクニックについても、

安全度が高い牌を選ぶ技術や捨て牌読みなどを学べばよいとわかります。

 

長期的な戦術を指針として、そこから徐々に短期的な戦術に落とし込んでいくことで、

矛盾なく効率的な実力アップが可能になるのです。

 

 

いまひとつ伸び悩む中級者は、戦術や技術の取捨選択ができていません。

 

書籍からあれもこれも取り入れようとしています。

戦術本は1冊読み終わっても、せいぜい1~2個程度のテクニックしか身に付かないものです。

 

であるのに、記載事項すべてを網羅しようとして、

うろ覚えの知識を駆使して麻雀を打とうとする。

これでは、一打一打についても知識にダブりが出て、いざというときに迷うことになります。

結果、カンに頼ることになるのです。

 

 

まずは、キチンとした長期的な戦術を立てることで、

習得すべき技術が明確になります。

一打一打に迷いなく打てることになり、

麻雀の実力アップにつながるのです。

 

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