2013年4月13日土曜日

勝負を左右するのはたった3牌


パレートの法則、通称8020の法則を御存知でしょうか。
 
全体の8割の数値は全体の2割の要素から生み出されるというビジネスでよく知られた法則です。
たとえば、市場の8割は上位2割のヘビーユーザーの消費で占められている、
問い合わせの8割は上位2割の同じ質問に集中している、
という法則であり、経済現象の多くはこの法則で説明できるのです。

これを麻雀に当てはめると、
「麻雀の成績の8割は、重要な2割の局の結果から生み出されている」
といえるのです。

麻雀は複雑な頭脳ゲームであり、高度な思考、戦略、戦術が要求されます。とはいえ全ての局11打に全力をぶつけることはまず不可能。
上記の法則でいえば、いかに「重要な2割の局」に自分の能力を集中するかにかかっているのです。

局数でいうならたったの1~2局。
そうです、実は半荘のトップの要因となる局は1局か2局。
さらにパレードの法則に当てはめるとすれば、
1局の結果の8割は、重要な2割の打牌で決まる」といえます。
つまり1局の行方、引いてはその半荘の結果は、たった3~4牌の打牌から決まるのです。

私の感じているところ、中級者で成績の芳しくない方は、下位8割の局にエネルギーを使っています
なぜならその8割は重要度が低い代わりに難易度も低いからです。
人間というものはどうしても楽なところへ流れるもの。
ここぞという1牌は実力の他に決断力と勇気が必要ですから、膨大なエネルギーを消費します。中級者はそれを嫌って保留や弱気な打牌に終始するのです。
しかしそれでは高いパフォーマンスは望めないと考えるべきでしょう。
 
重要な局、ここぞという1打を見極め、それに対し全力を注いでください。

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