手役を狙うか、ツモ運にまかせるか。
昔から議論が活発でしたが、
近年、一応の落としどころに落ち着いた感があります。
すなわち、手役よりスピード、手役より効率重視という考えです。
まずは先手をとること。
とにかくリーチをかけること。
いわゆるデジタル派が主流となったことで、
こういった考えが現在のトレンドといえるでしょう。
競馬にも持ったままという表現があります。
馬なりといい、騎手がとくにムチを入れなくても快走してくれる状態です。
これは馬のポテンシャルはもちろん、
芝や騎手のコンディション、
展開など全てが味方をした結果といえます。
麻雀も同じ。
手なりは最強です。しかし手なりは難しい。
そもそも手なりとはなにか。
ツモ毎に捨てるべき牌がほぼ特定された状態であり、
最終的には和了までこれが継続することをいいます。
ミソは「ほぼ特定された状態」というトコロです。
たとえば、他のメンツがほぼ完成している状態であれば、
「三
四 六」なら迷わず六を切ります。
こういった「切る牌が分かりやすい状態が継続」した状態が手なりです。
しかし、同じ条件で
「三
五 七」とあったらどうでしょうか。
この時点でおそらく多くの人が手なりとは思えないはずです。
なぜなら迷うからです。
迷ったら手なりではないのです。
さて、ここまで読まれた方の中で、
このブログを熟読されている方であればピンときたはずです。
そうです。
手なりには仕組みが必要。
逆にいえば複数のパターンをもって、たくさんの仕組みを自分のものにしていれば、
ほとんどの局は手なりでいいのです。
そして冒頭で述べたとおり、手なりは最強です。
つまり、手なりで打つ局を多くすれば、必然的に勝率がアップするわけです。
多くの仕組みを作れば手なりの局が大幅に増えます。
そしてパターンを作る方法は当ブロクの中心テーマ。
詳しくは「357は3を切る(2013年2月9日)」等を閲覧してください。