2013年3月28日木曜日

ピンフのみテンパイ!リーチかダマか?


麻雀が日本に普及したきっかけにはリーチという1役を加えたことが背景にあるといわれています。
非常にわかりやすく手軽である役であるにも関わらずメリットとデメリットがあるという複雑なもの。
裏ドラや一発といったオマケまでついてくることがあり、非常に魅力的な攻撃方法です。
現在の麻雀を語る上でなくてはならない手役です。

たった1役、
されど1役。
リーチは言い換えれば得点倍増の手役です。
 
しかし満貫以上となると得点倍増という恩恵はなくなり、メリットが少なくなります。従って効率を考えたとき、23役、つまり2600点→5200点や39007700(満貫8000)の場面でリーチかけることが最も効果が高いとされています。

ではピンフ1役のみの場合、リーチはかけない方がよいのでしょうか。
リーチのデメリットとは、

1.テンパイ宣言

2.全ての牌のツモ切り

3.場に1000

おもにこの3つです。
この3つの代償を支払ってでも1000点を最低2000点にする必要はあるのでしょうか。
 
結論からいえばリーチが正解です。
 
 よく言われるように「1000点を上乗せするのに場に1000点のリスクは損」として冷静にダマであがるという意見がありますが、間違っています。
なぜなら、まずリーチをかけることにより、一発や裏ドラの可能性が追加され、和了時の期待値3000点前後になります。
ピンフのみでもリーチをかければツモって裏ドラ1枚で5200点。
十分な攻撃手です。
また、相手のベタオリを考慮すれば、「他家和了」という終局アクションの可能性が減少し、自分和了の可能性はさらに向上します。
このことはピンフ以外の1役、たとえばイーペイコウのみやタンヤオのみでも同じこと。堂々とリーチを宣言してください。
たとえ単騎やカンチャンなどの悪形であったとしてもリーチをかけることは全般的に有利といえます。

ただし注意点が1つだけあります。
それは順目の考慮。
状況により多少の変動はあるものの、おおむね14順目を基準に考えてもらって結構です。
つまり残りのツモ回数が4回未満であるならばリーチをかけるべきではありません。
なぜなら場に提供する1000点棒の失点の影響が大きくなるからです。
14順目前後にリーチをかけた場合、和了率は50%を下回ります(とつげき東北『科学する麻雀』(講談社現代新書、2004))。
 
従って和了の期待値が1000点未満となり、リーチは不利という結果になるのです。

2013年3月7日木曜日

居心地の悪い環境に身をおく


人はだれでも居心地がいいと感じる環境を持っているといわれています
この範囲を超えることがあれば、なんとなく居心地の悪さを感じることもあるものです。

普段ならとても利用しない高級ホテルで宿泊する、
あるいはミシュラン3つ星を獲得した高級レストランで食事をする、
といった行動です。

しかしこのような高級店を常用している人ならなんとも感じないはずです。

かなり狭いといわれているこの居心地のよい範囲というものは、一旦ランクダウンしてしまうと元に戻すのにも多大なエネルギーを要します。
かといって、今のレベルでとどまっていてはいつまでも成長は望めません。
そこで成功者たちは最初は無理をしてでもランクの高い環境に身を置き、高級服に袖を通すのです。

この心理現象は麻雀でも同じ。
いつまでも仲間内と打っていては、いずれ成長は止まります。
 
トップレベルの強者になるためには、同じ環境に身を置かなくてはならないのです。
しかし難しく考えることはありません。
要するに慣れ。
少しずつ馴染んでいけばいいのです。
いつの間にかその世界でもこれまでと同様かそれ以上のパフォーマンスを行えるようになっています。

「プロと対局する」

「強者3人に囲まれて打つ」

「多くのギャラリーを背にして打つ」

強者なら常に行っているものばかりです。
これらは「○○プロと打てる」と宣伝している雀荘や麻雀の対局イベント会場へ行けばすぐにでも可能です。
最初は緊張の連続かもしれませんが、こういった経験を続けることで新たなレベルの自分に出会えるはずです。